読書記録
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

フェイク (角川文庫)
著:楡 周平
個人的に「クライム・ノベル」といわれるジャンル(?)は非常に好き
なんですが・・・正直、これは「う~ん・・・」というカンジ
夜の世界を絡めて、なんて設定は非常に好みなんですが、
登場人物の会話になんとも言えぬ違和感を感じたり、行動に対してのツッコミどころが多かったり・・・と素直に楽しめなかったのが残念
この著者はもっと「壮大な」作品に定評があるみたいですね
機会があれば、別の作品も読んでみようかな
PR
今月はよく読んだ
雨の日がほとんどなかったからなぁ
雨の日がほとんどなかったからなぁ
- 【殺人症候群】貫井徳郎
- 【怪笑小説】東野圭吾
- 【冷たい校舎の時は止まる(上・下)】辻村深月
- 【四つの嘘】大石静
- 【毒笑小説】東野圭吾
- 【日本のイキ 】大石静
- 【6ステイン】福井晴敏
- 【ショート・トリップ】森絵都
- 【きみが見つける物語 十代のための新名作 放課後編】角川文庫編集部
- 【ガダラの豚(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)】中島らも
- 【τになるまで待って】森博嗣
- 【マイナス・ゼロ】広瀬正
- 【夫婦茶碗】町田康
- 【噂】 荻原浩
- 【恋は底ぢから】中島らも
- 【檸檬のころ】豊島ミホ
- 【愛がなんだ】角田光代

檸檬のころ (幻冬舎文庫 と 8-2)
著:豊島 ミホ
読み終わっての感想は・・・
「あぁ、私は臆病になったなぁ」というもの
駅からの帰り道、自転車をこぎながら高校生の自分を思い出す
今より素直で怖いもの知らずだったあの頃
「普通」だから生まれる喜びや切なさ
個人的には、『ルパンとレモン』、『ラブソング』の2編が良かった
胸がキリキリするほどの切なさ
最近感じてないなぁ・・・

噂 (新潮文庫)
著:荻原 浩
ストーリー展開のテンポが良いので一気に読んでしまった
荻原氏の作品はこれが3冊目なのですが・・・
前2作とは全く違うジャンルで、これだけ読ませてくれることがスゴイ
帯にある「衝撃のラスト一行に瞠目!」の文字
ラスト一行を読んで、頭の中で認識するために一瞬、間が空きました
で、二度見して「あぁ・・・なるほど」と思う
小暮&名島の刑事コンビが良かった
名島刑事がメインの作品とか読んでみたいなぁ

夫婦茶碗 (新潮文庫)
著:町田 康
『だめんず』の悲しくも可笑しい物語
いやぁ、ものすごいクセのある文章で、薄い本なのに読むのにちょっと苦労してしまった
なんというか、好き嫌いが激しくわかれそうな作家だなぁ、と思う
芥川賞作家だし、よっぽど嫌いじゃなければ一人の作家の作品は幾つか押さえたいので、あと数冊読む予定ですが・・・
ちょっと体調悪いときとかは読めないかも
良くも悪くも、酔ってしまう文章にはちょっと気合が必要です・・・

マイナス・ゼロ (集英社文庫 141-A)
著:広瀬 正
※画像のリンク先は旧版のものです。新装版はこちら
『SF』と呼ばれる本は、これまでほとんど手にした事がなかった
参加しているSNSで偶然この作家を知ることがなかったら、
この先も手に取ることはなかったんではないかと思う
久々に「出会えて良かった」と思える小説だった
文章がうまい
人物に魅力がある
構成がよく練られている
「広瀬正・小説全集」として全6巻、毎月刊行されるようなので、
集英社のサイトに「試し読み」があったので、気になる方はぜひ!