読書記録
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名探偵の呪縛 (講談社文庫)
著:東野 圭吾
【名探偵の掟】(過去記事はこちら)の一応、続編
急遽できた空き時間で読了
かなりベタベタな感じなので、時間つぶしには最適でした
ただし、この『名探偵シリーズ』の2作は、ミステリーをあまり読まない人にはおススメしないかなぁ
たぶん読んでもおもしろさがわからん気がするので・・・
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黄色い目の魚 (新潮文庫)
著:佐藤 多佳子
ここ最近、青春小説づいてます
特に意識してるワケではないですが
「これが好き」と思える何かがある人は、年齢・性別関係なく人として強い気がする
自分の高校時代はもっと「ふわふわ」してて、何にも考えてなかった
年を重ねて働き出して数年たった今、もっと色々考えておけばよかったと少し悔やむ
17歳くらいって、先生とか親とかの言うことが一番素直に聞けない年齢だと思う
「自分でやっていける」という勘違いと自意識で、がんじがらめ
そうやって大人になっていくんでしょうけどね・・・

ミュージック・ブレス・ユー!!
著:津村 記久子
表紙のカンバラクニエさんのイラストが素敵
高校生の頃の悩みなんて、今考えれば子供っぽくてどーでもいいようなことばっかり
でも当時はそれが全てだったなぁ、と思う
友達とくだらないことを喋ったり、好きな人のことを考えたり・・・
その時代が自分にもあったことを羨ましく感じるのは、
大人になったから?現状に満足してないから?
それとも大人になりきれてないから・・・かな?

婚礼、葬礼、その他
著:津村 記久子
第139回芥川賞候補作品
すごくサラッとした、あまりにもサラッとして「えっ!?おしまい??」というカンジ
言い方は悪いかもしれないけど、
「とりあえず書いたから、あとは勝手に想像してみれば?」という著者の意図を感じる
面白い脚本と良い役者が揃えば、いい映画になりそう

底辺女子高生 (幻冬舎文庫)
著:豊島 ミホ
エッセイを読んで、初めてちょっと泣いてしまった
自分の卒業式では一滴たりとも涙を流したことなどないのに、人の卒業式の話で泣くことになるとは・・・
今、この文章を書きながら冷静に考えると、ちょっと笑える
豊島氏は自分と同じ年で、同じ時代を高校生として過ごしてる
だから余計に感情移入してしまうのかもしれない

崩れる―結婚にまつわる八つの風景 (集英社文庫)
著:貫井 徳郎
短編集でさらーっと読めたのですが
どの話も背筋が薄ら寒~くなりました・・・
自分自身が独身で、特に予定もなく、結婚に対して特に夢も希望も抱いてないですが、なんだか色々考えてしまいますね
近々結婚の予定がある方は、読まないほうがいいかも・・・笑

ドミノ (角川文庫)
著:恩田 陸
すごい、の一言
総勢27人+1匹の登場人物が入り乱れるにもかかわらず、全編を通して各人物を見失うことなく読めた
普通、これだけ出てきたらグッチャグチャになりそうですが・・・さすが文章に安定感があるので最後まで楽しめました
いい感じに続きも気になる終わり方なのも、上手い!
これ映画化してほしいなぁ・・・!!

7月24日通り (新潮文庫 よ 27-3)
著:吉田 修一
「なるべくサラッと読める本」と思い、積読の中から一番薄かったこの本をチョイス
思惑通り、あっという間に読みました
なんというか、あまりにもサラッとしすぎて「およよ?」というカンジもあり
ここ最近、「食わず嫌いはイカン」と思い、恋愛モノにも手を出してはいるのですが
やっぱり相性が良くないのかなぁ・・・
主人公の女性に、共感できないことが最大の原因だとは思うんですけどね